『鹿林彗星インフォメーション』
今年1月10日に太陽に近づいた鹿林彗星が2月24日には地球に最接近! 鹿林(ルーリン)彗星は比較的地球に接近するため澄んだ青緑の尾は よく見えると予想されているのでちょっとだけ鹿林紹介します。
「最接近する24日前後、空の暗い民宿周辺であれば目に見える彗星になる…。」 とは言っても期待外れに終わる可能性があれば、 ホームズやマックノート彗星のように、 とてつもなく明るくなる可能性だってあるので その時になってみなけりゃわかりません。。
「観測には双眼鏡が一番!」 民宿にあるビクセンアルティマの7倍双眼鏡でOK! アッ!そうそう… 予想よりも明るくなったら最近購入した2倍のワイドビノでも楽しんじゃおっと。 でも状況によっては30倍程度にした反射望遠鏡観測を出すかも…
「ルーリン彗星の見え方は、ハレー彗星のような形とは違う!」 ルーリン彗星はハレー彗星の様な派手さはないのであります。 でも太陽への接近が初めてとなるような軌道の彗星なので太陽熱でイオンの尾が 発達した綺麗なブルーグリーン又はミントブルー的な感じの色が楽しめるかもしれません。 (数千~数万年周期で太陽に接近する彗星や1回こっきりでもう戻ってこない非周期彗星というのはよくあるのです)
「ちなみに、彗星には大きく分けて2つの見え方があるそうです」 感動のほうき星型と、丸くて、あまり尾が伸びないぼんやり丸い星雲状のものです。
彗星が含む氷などの物質や量にもよるが、おおまかに2つの違いは軌道の違いで 太陽に近づけば立派なほうきに型になり、 太陽に近づかなければ尾もあまり伸びないそうです。。
「ミントブルー色の正体は太陽風で昇華してイオン化した氷などの輝き」 彗星の尾にはイオンの尾とダストテイルと呼ばれる塵の尾があり、 このテイルが別々に出ている様に見える事もよくあるようです。
イオンテイルは常に太陽の反対側に真っ直ぐ伸びる。 ダストテイルは太陽と反対方向に出ながらも、軌道上に取り残され気味になる。
2月24日には太陽-地球-彗星というほぼ一直線上になるため イオンテールとダストテールの2本が別々に観測できるかもしれませんよ!。 (ちなみに、この塵が流星群の正体です。)
「今回の彗星観測舞台はグラッチェお気に入りの蕎麦畑!」 先週NHKの番組で北杜市を紹介する鶴べーさんと松井さんが出ていた場所です。 嬉しい事に、今月21日のお客様全組がリピーターさんなので 極寒天体ショーに皆さんをお誘いしてみようかと思っています。
彗星の移動場所は春の大曲線からたどるのが良いのですが 2月に入ってからの地球と彗星の位置関係で毎晩見える場所が変わっていきます。
さぁ~!これからドンドン明るくなる天体ショーのはじまりはじまり~! もっと彗星が明るくなってから写真撮影チャレンジしてみますね。 グラッチェ!
小さな民宿ですが、心より皆様のお越しをお待ち申し上げております 民宿スタッフ一同より 八ヶ岳麓は小淵沢の宿 西洋民宿魔法の笛 0551-36-6554
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